しみ専科クリニカルエステ花蔵

シミ専科コラム

今さら聞けない紫外線の話

知っているようで実は知らないかも?今さら聞けない紫外線の話

シミ予防として紫外線対策のために日焼け止めを購入する方は多いでしょう。その日焼け止め化粧品には「SPF」「PA」という言葉が記載されています。「大は小を兼ねる」…なんとなく数字の大きな方を選んだりしていませんか?もちろん数字が大きな方が効果は期待できますが、その分お肌への負担も大きくなります。きちんと理解して、使い分けをすることでより効果的なケアを行うことができます。

シミはまさにエイジングのサイン

紫外線が強くなる時期はいつ?

梅雨があけ夏が近づくにしたがって紫外線対策しなきゃ…と日焼け止めの購入をする方が多いようです。確かに一番紫外線が強いのは7月と8月です。「日焼け」だけを考えるのであればこの時期の日焼け止めクリームは欠かせません。しかしシミ予防を考えての紫外線対策であれば梅雨明けに始めるのは遅いと考えます。地域によって若干の差はありますが4月には中等度だった紫外線が5月には強い、7月には非常に強いと一気に加速していきます。環境省が出している紫外線環境保健マニュアル2015では全国的に6月~8月が非常に強い時期として分類されています。那覇(沖縄)においては3月~10月が非常に強い時期、5月~9月の日中12時~13時は極端に強いとされできるだけ外出を避け、長袖や帽子を着用することが推奨されています。シミ予防を考えるのであれば通年を通してケアを行う必要があります。

紫外線のウソ・ホント

ウソ!曇っている日は日焼けをしない

薄い雲であれば約80%の紫外線が透過しています。太陽の近くに積乱雲がある場合も散乱成分が増えます。また空気中にあるエアゾル(空気中にある微粒子)は紫外線を吸収するため地表に届く紫外線は減りますが、吸収と同時に散乱するためお肌に浴びる紫外線量としては増えることがあります。太陽が見えない雨の日でも快晴時の2~4割は紫外線を浴びています。シミ予防を考えるのであれば曇りの日もしっかりと対策を行いましょう。

ウソ!冬の紫外線は危険ではない

一般的に冬の紫外線は少なくなります。(地域差あり)しかし、雪のある地域では反射による紫外線量は2倍になります。春から夏にかけて紫外線が強くなる時期には特に注意が必要です。

ウソ!日焼け止めを塗っていれば長い時間日光を浴びても大丈夫

日焼け止めは日光に浴びても大丈夫なように使用するのではなく、避けることのできないときに防止効果を高めるために使用します。適切な紫外線防御を行っていなければ効果は少なくなります。

SPF30ってどういうこと?

SPFとは紫外線防御指数Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略です。紫外線防御指数ともいわれています。紫外線にはUV-A波とUV-B波があります。このうちSPFはUV-B波の防止効果を表す指標です。皮膚は紫外線を浴びるといろいろな反応を起こします。UV-Bは免疫力の低下や皮膚がん、白内障の原因になるといわれているものです。紫外線を浴びたときにできる皮膚の赤い斑点ができるまでの時間を何倍に長くできるかという数字がSPFの数値です。SPF30とは赤い斑点が現れる時間を30倍に延ばすことができるということになります。例えば通常、赤い斑点が現れるまでに10分程度かかる人であればSPF30の日焼け止めクリームを塗った場合、10(分)×30 (倍)= 300分。約5時間程度の日焼け止めの効果が期待できるということになります。外出時間がそれより長くなった場合は途中で追加するか、日傘、長袖、サングラスといったグッズを合わせて使うことで少しでも紫外線を遮断する必要があります。

PA+++ってどういうこと?

PAとはUV-A防御指数Protection Grade of UVA(プロテクション グレイド オブ UVA)の略です。紫外線のうちUV-A波の防止効果を表す指標です。PAは皮膚の黒化を防ぎ、SPFは肌が赤くなる原因を防ぎます。UV-A波は皮膚の奥深く真皮まで届き皮膚の繊維を壊す働きがあります。コラーゲン繊維なども壊すのがUV-A波です。皮膚の繊維が壊れることで肌のハリが失われます。シミやしわ、くすみなどを心配するのであればこのUV-A波に対する対策を行う必要があります。よく商品で見かける数値に「PA+++」のようにPAのあとに「+」がいくつかついています。これはその効果を4段階に分け表示しているものです。
   PA+ :UV-A防御効果がある。
   PA++ :UV-A防御効果がかなりある。
   PA+++: UV-A防御効果が非常にある。
   PA ++++:UV-A防御効果が極めて高い
  

日焼け止めクリームの適量ってどのくらい?

シミ予防を考えるのであればしっかりと指示された適量を守ることが大切です。それでは適量とはどのくらいでしょうか?
「1cm² あたり2mg」
これが紫外線予防をするために必要な量です。
お顔に塗る場合の具体的な量は「パール粒2つ分」…これもどのサイズのパール?と思ってしまいますが…少ないよりは若干多いと感じるくらいがよいですね。液状のものであれば手のひらに出して500円玉のサイズくらいにひろがる程度の量が目安になります。一度に乗せるのではなく、少しずつお肌にのせ、全体に広げましょう。塗りむらがあると効果を十分発揮することができません。日焼け止めがお肌になじまないときは皮膚が乾燥している場合がありますので化粧水でお肌を整えてから塗るとよいでしょう。指定の量を塗ると白くなってしまうことがあるため少なく使ったり薄めたりする方もいるようですが、これも効果を十分に得ることができません。この場合はこまめに塗るなどの対策をとる必要があります。